高齢社会をむかえ、医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が、住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、在宅医療と介護を一体的に提供できる体制を構築するために、南部6市町から南部地区医師会が委託を受け在宅医療・介護連携推進事業に取り組んでいます。
①現状分析・課題抽出・施策立案
地域の医療・介護資源の情報把握・整理、情報提供
Webサイト上の「医療・介護おたすけマップ」で情報提供
「地域の医療・介護資源リスト」を作成、配布
在宅医療・介護連携の課題抽出、対応策の検討(諸会議)
南部6市町、医療・福祉介護関係者による会議で地域の医療・介護連携の課題を把握し対応策を検討、事業の評価を行う。
切れ目のない在宅医療と在宅介護の提供体制の構築
・在宅医療広報リーフレットを作成、配布による周知・広報を行う
・急変時対応における医療・介護関係者の救急連携強化を図る
・摂食嚥下障害や栄養について医療・介護関係者の理解を深め、高齢者が最後まで「口から食べることへの支援」を提供できる多職種協働の体制を構築する
・入退院時に医療と介護が連携を図ることにより、一体的でスムーズな医療・介護サービスが提供され、高齢者が希望する場所で望む日常生活を送ることができるよう多職種協働の体制を構築する
②対応策の実施
在宅医療・介護関係者の相談支援
地域の医療・介護関係者の医療・介護連携に関する相談を行う。
<担当コーディネーターを配置>
地域住民への普及啓発
市民公開講座、出前講座の開催
◇テーマ
看取り、ACP、共同意思決定支援、認知症ケア、地域づくり
医療・介護関係者の情報共有の支援
医療・介護関係者の情報共有を支援するため右記のツールを作成、活用を促進する。
医療・介護関係者の多職種連携研修
◇テーマ
救急連携、入退院支援、食支援連携、看取り、ACP・共同意思決定支援、認知症ケア、新興感染症関連 など
③対応策の評価・改善
事業内容を計画→実行→評価→改善のPDCAサイクルをふまえ実施する。